九州大学は、長尾自然環境財団、香港大学、カンボジア内水面水産局など6ヶ国16の機関と共同で調査研究を行い、インドシナ広域における、水力発電ダムや温暖化における淡水魚類多様性に対する影響を明らかにしたと発表した。メコン川下流域では、現在、多数の水力発電ダムの建設が計画されており、魚類生物多様性・内水面水産資源への影響が懸念されている。今回、魚類分布調査のデータを元に、様々な環境要因と各魚類種の分布の関係を解析した結果、新規ダムによってラオスで平均35%、カンボジアで平均22%、また場所によっては最大で60%ほど、魚類種数が減少することが予測された。一方、温暖化は、各種の分布域を狭め、多くの絶滅危惧種を新たに生み出すことが示唆された。加えて水温の低い上流への移動がダムによって阻害されるため、ダムによる負のインパクトをさらに10~20%以上高めることも予想された。この研究成果が、メコン川下流域における健全かつ持続可能な社会を構築する上での、重要な判断材料となることが期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 九州大学 プレスリリース(PDF) 【オンライン情報源2】 九州大学 研究成果 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 九州大など、メコン川下流域の魚類への水力発電ダムの影響を予測 |
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日付1 |
刊行日: 2016/08/19 |
要約 | 九州大学は、長尾自然環境財団、香港大学、カンボジア内水面水産局など6ヶ国16の機関と共同で調査研究を行い、インドシナ広域における、水力発電ダムや温暖化における淡水魚類多様性に対する影響を明らかにしたと発表した。メコン川下流域では、現在、多数の水力発電ダムの建設が計画されており、魚類生物多様性・内水面水産資源への影響が懸念されている。今回、魚類分布調査のデータを元に、様々な環境要因と各魚類種の分布の関係を解析した結果、新規ダムによってラオスで平均35%、カンボジアで平均22%、また場所によっては最大で60%ほど、魚類種数が減少することが予測された。一方、温暖化は、各種の分布域を狭め、多くの絶滅危惧種を新たに生み出すことが示唆された。加えて水温の低い上流への移動がダムによって阻害されるため、ダムによる負のインパクトをさらに10~20%以上高めることも予想された。この研究成果が、メコン川下流域における健全かつ持続可能な社会を構築する上での、重要な判断材料となることが期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】(公財)長尾自然環境財団 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(公財)長尾自然環境財団 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 自然環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 予測、水力発電、環境影響評価、温暖化、水産資源、魚類、メコン川、長尾自然環境財団 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 91501 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/08/29 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=19673 |
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