物質・材料研究機構(NIMS)は、粘土鉱物中のセシウム吸着場所をNMR(核磁気共鳴)で特定したと発表した。福島県にある大量の放射能汚染土壌の中では、粘土鉱物が放射性セシウムを吸着している。その際、雲母などの粘土鉱物の中で、風化に伴って生じる「エッジ」が、セシウムを選択的に固定していると考えられているが、その構造的なメカニズムは分かっていなかった。今回研究チームでは、くさび型空間をもつアルミニウム置換粘土を作製し、安定同位体セシウム(133Cs)の吸着・脱離状態をNMRによって解析した。その結果、セシウムは、アルミニウム置換粘土のくさび型空間と層間内部の2つの場所に吸着されていることが明らかとなった。また、脱離処理を行った後もセシウムが残留していたことから、これらの構造にセシウムを安定的に吸着する性質がある可能性が示唆された。さらなる解析等により、放射性セシウムの吸着能力の向上や吸着制御の向上に貢献が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 物質・材料研究機構(NIMS) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | NIMS、粘土鉱物中のセシウム吸着場所(エッジ空間)の特性を解析 |
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日付1 |
刊行日: 2016/11/10 |
要約 | 物質・材料研究機構(NIMS)は、粘土鉱物中のセシウム吸着場所をNMR(核磁気共鳴)で特定したと発表した。福島県にある大量の放射能汚染土壌の中では、粘土鉱物が放射性セシウムを吸着している。その際、雲母などの粘土鉱物の中で、風化に伴って生じる「エッジ」が、セシウムを選択的に固定していると考えられているが、その構造的なメカニズムは分かっていなかった。今回研究チームでは、くさび型空間をもつアルミニウム置換粘土を作製し、安定同位体セシウム(133Cs)の吸着・脱離状態をNMRによって解析した。その結果、セシウムは、アルミニウム置換粘土のくさび型空間と層間内部の2つの場所に吸着されていることが明らかとなった。また、脱離処理を行った後もセシウムが残留していたことから、これらの構造にセシウムを安定的に吸着する性質がある可能性が示唆された。さらなる解析等により、放射性セシウムの吸着能力の向上や吸着制御の向上に貢献が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】物質・材料研究機構(NIMS) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】物質・材料研究機構(NIMS) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 吸着、汚染土壌、NMR、粘土鉱物、NIMS、福島県、放射性セシウム、セシウム |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 92552 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/11/11 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=20233 |
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