北海道大学は、冷温帯林の地表付近で生成されたエアロゾルが雲粒の生成に影響を与えていると報告した。同報告は、同大学の苫小牧研究林における長期的な大気観測を通じて、得られた大気試料を化学分析した結果に基づくもの。森林内の大気微小エアロゾルの「雲粒生成能力を示すパラメーター」と「硫酸塩と水溶性有機物の質量比」との関係を調べたところ、エアロゾルに含まれている有機物の存在割合が大きい秋に雲粒生成能力が最小となり、土壌や落ち葉など地表付近から放出される有機物が雲粒生成能力を抑制しうることを発見した。この成果は、高緯度帯の森林における大気観測の重要性を示唆するとともに、植生や土地利用の変化に伴う有機物の種類と量の変化が気候変動に及ぼす影響の予測に資する知見になるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 北海道大学 プレスリリース(PDF:1,656KB) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
タイトル | 北海道大、冷温帯林の地表付近で生成されたエアロゾルが雲粒の生成に影響を与えていると報告 |
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日付1 |
刊行日: 2017/08/17 |
要約 | 北海道大学は、冷温帯林の地表付近で生成されたエアロゾルが雲粒の生成に影響を与えていると報告した。同報告は、同大学の苫小牧研究林における長期的な大気観測を通じて、得られた大気試料を化学分析した結果に基づくもの。森林内の大気微小エアロゾルの「雲粒生成能力を示すパラメーター」と「硫酸塩と水溶性有機物の質量比」との関係を調べたところ、エアロゾルに含まれている有機物の存在割合が大きい秋に雲粒生成能力が最小となり、土壌や落ち葉など地表付近から放出される有機物が雲粒生成能力を抑制しうることを発見した。この成果は、高緯度帯の森林における大気観測の重要性を示唆するとともに、植生や土地利用の変化に伴う有機物の種類と量の変化が気候変動に及ぼす影響の予測に資する知見になるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】北海道大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 森林、気候変動、エアロゾル、大気観測、雲、北海道大学、有機物、硫酸塩、冷温帯 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 96174 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2017/08/21 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=22278 |
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