神戸大学は、ラン藻のコハク酸生産性の大幅な向上が見込まれる研究成果を発表した。コハク酸はプラスチック等の原料として利用されており、大部分は石油から合成されている。一方、石油合成ほどの生産性はないものの、光合成微生物であるラン藻がコハク酸を生合成することは知られている。今回、同大の研究グループは、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業・先端的低炭素化技術開発において、1)ラン藻のコハク酸生産量が、生育最適温度とされる30℃よりも高い37℃で培養することで増加することを発見し、代謝物質量の時間変化を観測できる「動的メタボローム解析」という技術を用いて、2)コハク酸の生産性増大にPEPC(ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ)が寄与していることを解明し、3)コハク酸生合成経路におけるボトルネック反応を特定した。また、遺伝子工学的な手法により、4)PEPC活性を強化し、先行研究の報告値を上回るコハク酸生産性(25 mg/L/h)を確認したという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 神戸大学、研究ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 神戸大学、ラン藻のコハク酸生産性の大幅な向上に成功 |
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日付1 |
刊行日: 2018/06/01 |
要約 | 神戸大学は、ラン藻のコハク酸生産性の大幅な向上が見込まれる研究成果を発表した。コハク酸はプラスチック等の原料として利用されており、大部分は石油から合成されている。一方、石油合成ほどの生産性はないものの、光合成微生物であるラン藻がコハク酸を生合成することは知られている。今回、同大の研究グループは、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業・先端的低炭素化技術開発において、1)ラン藻のコハク酸生産量が、生育最適温度とされる30℃よりも高い37℃で培養することで増加することを発見し、代謝物質量の時間変化を観測できる「動的メタボローム解析」という技術を用いて、2)コハク酸の生産性増大にPEPC(ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ)が寄与していることを解明し、3)コハク酸生合成経路におけるボトルネック反応を特定した。また、遺伝子工学的な手法により、4)PEPC活性を強化し、先行研究の報告値を上回るコハク酸生産性(25 mg/L/h)を確認したという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】神戸大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】神戸大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | CO2、神戸大学、ラン藻、バイオコハク酸、動的メタボローム解析、PEPC、ボトルネック反応 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 99385 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2018/06/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=24257 |
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