韓国、廃家電製品の戸別収集が好調と発表
発表日:2014.02.07
韓国環境部(MOE)は、ソウルなど6都市・道で導入されている廃家電製品の無料戸別収集プロジェクトが好調であると発表した。これは、2013年5月から各自治体と韓国電子産業環境協会(KAEE)が共同で行っているプロジェクトで、これまでに冷蔵庫や洗濯機など約16万台が回収されている。回収は雇用の創出や温室効果ガスの削減に貢献するほか、回収した廃家電の価値は2013年に147億ウォンに相当するという。これまで韓国では手数料として廃棄物シールの購入が必要だった。また、回収された製品の大部分はリサイクルされず、レアメタルなどの重要部品は違法に輸出されるなど、資源の流出や環境汚染を引き起こしてきた。こうした状況を受け、MOEは回収・リサイクルシステムを立ち上げ、2012年6月、ソウルで試験プロジェクト導入を開始した。これまでに12万人以上が同サービスを利用し、KAEEの調査によると、その多くが同サービスに満足だと回答した。MOEは2014年以降、全地方自治体に同様のプロジェクトを拡大する予定だとしている。
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