ドイツ、生物多様性国家戦略の2014年指標報告書を承認
発表日:2015.02.04
ドイツ連邦内閣は、ドイツ生物多様性国家戦略の2014年指標報告書を承認した。報告書は、現在まで様々な取り組みがなされてきたにも関わらず、多くの指標において、現状と目標値に大きな隔たりがあるとしている。特に、持続的な土地利用のために重要な指標である「種の多様性と景観の質」では、現状と目標値との差が大きいことを指摘している。連邦環境大臣は今回の結果を受けて、目標達成のためには更なる努力が必要であることを強調した。生物多様性国家戦略では、生物多様性を保全・向上させ、種や生息地、遺伝的多様性の減少を食い止めるため高い目標を設定している。その進捗を知るため、様々な分野をカバーする指標を用いて、2年ごとに評価を行う。評価の結果から、種の多様性と景観の質、野生種および土地固有の家畜品種に迫る危険性、集中的に保護が必要な地域等に関しての状況がわかり、さらに市街地化や交通、農林業など土地利用による影響、気候変動の影響についても情報が得られるという。
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