アメリカ環境保護庁、環境技術を活用した大学生の環境改善プロジェクトを支援
発表日:2008.11.13
アメリカ環境保護庁(EPA)は、環境保護が経済的にも利益があることを示す「人・繁栄・地球(P3)プログラム」により、23州39大学の49グループに総額88万ドルを助成すると発表した。このプログラムは、大学生の提案による、先進国・途上国における環境改善プロジェクトに対し、助成金や技術的な支援を提供するもの。今回の助成事業には、コーヒー廃水から自動車燃料となるエタノールやバイオガスを生産する汚水処理システムの設計(アパラチア州立大学)、ケニヤで持続可能な水ろ過技術や地域エネルギー源について学ぶことができる教育施設等の建設(ゴンザガ大学)、細胞壁内に生分解性プラスチックの原料となる物質を蓄えるバクテリアを利用して、廃水から効果的にプラスチックを生産する手法の開発(カリフォルニア大学デーヴィス校)等が選ばれた。アイデアを発展させ、市場に参入することを目指す学生には、さらに追加で最高7万5千ドルの資金を獲得するチャンスもある。
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