アメリカ環境保護庁、埋立処分場からのメタンガス回収・利用事業を表彰
発表日:2009.01.13
アメリカ環境保護庁(EPA)は、埋立処分場メタン普及活動プログラム(LMOP)の年次総会で、7件の画期的なメタンガス回収・利用プロジェクトを表彰した。受賞したプロジェクトは、地方自治体の廃棄物埋立処分場から排出されるガス(LFG:landfill gas)を利用し、新たな再生エネルギー源を地域にもたらすユニークで創造的な取り組みを実施している。今回は、LFGを郡の公用車の燃料に利用した事業、複数の消費者による国内最大級のLFG利用事業などが受賞した。LFGの主な成分はメタン。メタンはCO2の20倍以上の温室効果を有するが、回収してエネルギーとして利用することができる。EPAは過去13年間に360件以上のLFGエネルギー事業を支援してきた。現在、アメリカでは約470件のLFGエネルギー事業が実施中で、これらの事業による発電量は年間115億キロワット時(91万5000世帯分)、メタンガスを直接利用する事業については、暖房熱量にして70万世帯分以上を供給している。
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