アメリカ環境保護庁、石油・ガス部門の自主的メタンガス排出削減プログラムを起ち上げ
発表日:2016.03.30
アメリカ環境保護庁(EPA)は、石油・ガス部門のメタン排出を削減するための自主的パートナーシップ活動を拡大し、石油・ガス部門の41社が参加する新たなプログラムを起ち上げる。メタンの温室効果はCO2の25倍とされ、連邦政府は2025年までに排出量を40~45%削減する目標を掲げている。新プログラムでは、参加企業がメタン排出削減のための活動を報告する透明性の高いプラットフォームを設け、参加企業は最良の管理方法導入により操業からのメタン排出を5年以内に削減することをここで宣言し、会社全体で排出削減に取り組む。これまでのところ、配送本管の再生や交換、パイプラインの破損によるメタン排出の削減等が約束されており、費用効果の高い大きな排出削減が期待できるという。EPAは、今後の参加企業増加を目指し、参加方法の拡大を進めている。なお、アメリカなど43か国が参加し、5大排出部門(一般廃棄物、廃水、農業、石炭、石油・ガス)全体で費用効果の高いメタン削減の達成を目指すグローバル・メタン・イニシアチブ(GMI)の5年間の延長も決まった。
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