中国環境保護部、2016年1~11月の主要都市の大気質状況を報告
発表日:2016.12.21
中国環境保護部(MEP)は、2016年1~11月の国内主要都市の大気質の状況を報告した。それによると、地級市以上の都市で大気質は1~11月は改善傾向にあったが、11月に一定の地域と都市で悪化した。専門家は、これは11月の気象条件が悪かったため、北京市・天津市・河北省の首都圏で大規模な大気汚染が3回発生し、北東部の複数の都市でも極めて深刻な大気汚染が観測されたと分析している。また、中国北西部では大規模な砂嵐によって粒子状物質の濃度が上昇し、PM10の月間平均値は20%以上増加した。2016年1~11月に大気が清浄または比較的清浄だった日は地級市またはそれ以上の338都市の平均で前年比2.6%増の80.5%、PM2.5の平均測定値は8.3%減の44μg/m3、PM10は7.1%減の79μg/m3だった。2016年11月のみだと大気が清浄または比較的清浄だった日は前年比7.5%減の71.6%、PM2.5の平均測定値は7.4%増の58μg/m3、PM10は20.5%増の100μg/m3となっている。