アメリカ環境保護庁、ノースカロライナ州の飲料水の安全性確保に助成
発表日:2017.07.17
アメリカ環境保護庁(EPA)は、ノースカロライナ州の飲料水の安全性を確保するため、同州の環境質局(NCDEQ)に対し304万2000ドルを助成した。この助成金は、EPAの公共用水道施設監督プログラム(PWSS)に基づくものであり、「飲料水安全法」の遵守を徹底すべく、同州の約900万人が利用する5677の公共用水道施設の管理に充てられる。プルーイットEPA長官によると、PWSSを実行する上では、NCDEQを委託機関として同州に裁量が与えられている。NCDEQはこの助成金を、公共用水道施設における「改定版大腸菌群数規則」の履行のための取組や、飲料水の規制に違反し重大な衛生リスクがある施設の把握と是正のために利用するほか、NCDEQ職員が施設に対して実施する苦情調査や運営面の課題解決、規制遵守に向けた支援のための経費にも充てるという。また、NCDEQは、2018年までに発効する州独自の飲料水規制の準備費として助成金の一部を充当することも可能である。2017年度、NCDEQはすでに飲料水関連の環境施策についてEPAから177万5738ドルの助成を受けており、今回の助成金で同年度分は満額に達した。
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