第3回世界気候会議、気候変動への適応について議論
発表日:2009.08.25
第3回世界気候会議が、2009年8月31日~9月4日まで、スイスのジュネーブで開催され、現在及び将来の気候への適応策について話し合う。世界150ヶ国以上の政策担当者や政治家等が参加し、具体的な適応策について専門家と意見を交換する。9月3~4日にはハイレベル会合が開催され、約20ヶ国の首脳、約80ヶ国の閣僚らが参加する見込み。この会議は世界気象機関(WMO)等が開催するもので、気候変動について意思決定を行う際に必要な情報提供を進めるために、気候サービスの地球規模の枠組みを構築することが目的。この枠組みは、(1)気候観測とデータへの自由なアクセスに関する取り決め、(2)気候モデルと予測研究の強化、(3)新たな気候情報サービス、(4)新たな気候サービス利用プログラムという4つの柱で構成され、途上国の能力開発や、気候変動に対して回復力のある開発を進めるための気候サービスの利用支援を目的としている。気候サービスの提供者と利用者との間に効果的なインターフェースを築くことが主な目標である。