世界気象機関、気候基準値を、気候変化のペースに合わせ汎用と長期変動用の2本立てとするよう提言
発表日:2014.07.09
世界気象機関(WMO)の気候委員会は、科学者らが気象や気候の観測及び過去との比較に使用する気候基準値を、10年ごとに更新する平年値と長期観測用安定基準との2本立てとするよう提言した。気候は年ごとに異なるため、気温、降水量その他の変数を過去と比較するための基準として、30年間の平均を平年値としている。平年値の更新は30年に一度で、現在の公式の平年値は1961~90年の平均である。しかし、地球の気候変化が速くなり、新しいデータの需要があるため、1981~2010年の30年間について算定した独自の平年値を使用している国も多い。このため、研究者や気象サービス機関によって基準値が異なることがあり、一貫した比較がむずかしくなっている。この問題を受け、気候委員会は各国政府に対し、10年ごとに更新する平年値を汎用目的の新たな世界基準とし、同時に1961~90年の平均を長期的な気候変動に関する安定的な基準として維持することを提言した。この技術規則改正案は、2015年開催の世界気象会議で審議、採択される予定である。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS