アメリカエネルギー省（DOE）は、バイオ経済を加速させるためのインパクトの大きい技術研究開発を支援する33のプロジェクトに、9,700万ドル以上の資金を投入することを発表した。これらのプロジェクトは、バイオマスや廃棄物からバイオ燃料、バイオ製品を生産するための技術を向上させ、コストとリスクを低減するものとなる。選定された主なプロジェクトは、1)バイオ燃料およびバイオ生産物の製造規模拡大リスクの低減、2)廃棄物をエネルギーに変えるための戦略（食品や糞尿などの水分を含む廃棄物、都市の下水処理を含む）、3)炭素利用効率を向上させることによる藻類を利用したバイオ燃料のコスト削減、4)低排出・高効率の家庭用薪ストーブの開発と試験、5)プラスチック廃棄物からのリサイクル製品の作成と低コストのバイオ燃料の生産に焦点を当てた廃棄物管理のための革新的な技術、等である。