イギリスとアラブ首長国連邦、再生可能エネルギー分野での協力を強化
発表日:2010.01.18
アラブ首長国連邦のアブダビで開催された「世界未来エネルギーサミット」において、2010年1月18日、イギリスとアラブ首長国連邦は、再生可能エネルギー政策研究のために100万ポンドを共同で出資することに合意したと発表した。担当するのは、イギリスのエネルギー・気候変動省(DECC)とアラブ首長国連邦のマスダール研究所。再生可能エネルギーの開発を促進する国内制度の設計に関する研究を行うとともに、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が実施する、再生可能エネルギーに関する法令の導入を各国に助言する活動を支援する。また、DECCとマスダール研究所は、政府機関や民間企業のパートナーシップ活動を、マスダール研究所の運営のもとで開始し、低炭素エネルギーを大規模に導入しようとする中小企業を支援することを目指す。ロンドンにある金融会社「アース・キャピタル・パートナーズ」によると、民間企業による投資の可能性は、20億ポンドに上ると推定される。