国際再生可能エネルギー機関、太陽熱温水器産業が地域経済に与える効果を紹介
発表日:2021.08.19
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、太陽熱温水器産業が地域経済に与える効果を紹介した。冷暖房は世界の最終エネルギー消費量の約半分を占めているが、現在、再生可能エネルギーのコストが低下しており、給湯用として太陽熱は特に魅力的である。同機関は、再生可能エネルギーの便益に関する報告書において、太陽熱温水器の環境面での長所だけでなく、同産業が地域の社会経済的な価値を創造する十分な機会を有すると紹介し、どのような雇用が創出されるかを調査した。また、太陽熱温水器の設置数の野心的な目標設定や設置の義務化、金融上の優遇措置の提供など、政策立案者が同産業を発展させる施策を提案した。温室効果ガスの排出削減は、環境や健康への利点はもちろんのこと、一般の人々への理解が広まれば地域から国レベルまで競争力のある市場が形成されるといった経済的利点も期待できる。
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