欧州委員会（EC）は、欧州連合（EU）と国連気候変動枠組条約第27回締約国会議（COP27）の議長国であるエジプトが、気候、エネルギーおよびグリーンへの移行に関する共同声明を発表したことを報じた。同声明により、世界的で公正なエネルギー移行、適応能力の向上、途上国のニーズに対応する気候変動資金の増加などについて、両者が協力することを約束した。EUとエジプトは、地中海を横断する連系線を含む電力網の強化と拡張、再生可能エネルギーと低炭素水素の製造、貯蔵・輸送・配給インフラの建設への投資を促進するために、「地中海水素パートナーシップ」を構築する。また、EU、エジプト、イスラエルは、欧州への天然ガス供給に関する三者間覚書にも署名した。これにより、イスラエル、エジプト、その他東地中海地域の供給源からの天然ガスがエジプトのLNG輸出インフラを経由して欧州に輸送される。