電気自動車・ハイブリッド車の国際安全基準が合意される
発表日:2010.03.10
電気自動車・ハイブリッド車の世界初となる国際安全基準が合意された。これは、国連欧州経済委員会(UNECE)によって採択された技術規則で、電気自動車・ハイブリッド車が市場に浸透する中、安全でクリーンな自動車の早期導入の促進を目指すもの。通常、電気自動車は500ボルトという高電圧で作動しており、ユーザーが感電しないよう対策を講じる必要がある。UNECE第100規則改訂版では、高電圧部分からユーザーを保護する方法を示すとともに、検査方法を標準化。さらに、電気エンジンは音が静かなため、意図せずに発進してしまうおそれがあることをユーザーに知らせること、充電時の作動を回避する安全装置等、実用的要件を規定している。今回の規則は、1958年のUNECE合意の枠組みによるもので、自動車メーカーは、EU内だけでなく、韓国や日本などでも共通の基準に基づく自動車を販売することができ、最新の電気自動車市場の合理化やコスト削減が実現するという。EU及び日本は、既にこの新規則を含む個々の技術基準を設けている。
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