国際再生可能エネルギー機関、エネルギー転換を推進するための都市がとるべき行動を報告
発表日:2021.05.17
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は報告書「都市のための再生可能エネルギー政策(Renewable Energy Policies for Cities)」にて、都市が低炭素社会へ移行することを促進する方法を概説した。同報告書では様々な地域の中小都市の事例を紹介しており、中国の風力発電による暖房、コスタリカにおけるイーモビリティ、ウガンダの太陽光発電といった事例は、資金調達や政策支援が限られているにもかかわらず、都市における持続可能なエネルギーの明確なメリットが行動を促していることを示している。同報告書では他の都市における取り組みも紹介しており、これらの事例によって地方政府と国の間の強力な連携と、地域住民やコミュニティグループ、企業の積極的な関与の重要性が強調されている。国連気候変動枠組条約(UNFCCC)主導の、気候野心同盟(Climate Ambition Alliance)が展開する「レース・トゥ・ゼロ」キャンペーンを加速させるためには、世界の都市は行動力を得るべきである。
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