EUにおける新乗用車のCO2排出量、2010年は2009年比で3.7%減
発表日:2011.06.29
欧州環境局(EEA)は、2010年にEU内で新規に登録された乗用車(新乗用車)のCO2排出量に関する暫定データを公表した。これによると、新乗用車の1km走行時の平均CO2排出量は140.3 gCO2/kmで、2009年に比べ3.7%減少、また、新乗用車のうち、ディーゼル車とガソリン車の平均排出量の差も10年前と比べて縮小した。EUでは、運輸部門が全体で2番目に大きなCO2の排出源となっており、同部門のCO2排出量を削減するため、2009年に新乗用車のCO2排出量の規制を導入。同排出量を2015年までに130gCO2/km、2020年までに95gCO2/kmに削減するという目標を掲げ、EU加盟国に詳細なデータの提供を義務付けている。今回発表された暫定データは、今後、各自動車メーカーが精査した後に確定され、2011年10月31日までに公表される予定であり、EEAでは、これらのデータを消費者が簡単に入手・分析できるよう、データビューアを開発する予定。また、今回の乗用車のデータに加え、バンなど小型商用車からのCO2排出量も公表する準備も進めている。
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