欧州委員会、REACH化学物質登録会議を開催
発表日:2011.09.23
欧州委員会と欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH化学物質登録プロセスに関するこれまでの成果と今後の課題を話し合う会議を2011年9月23日に開催する。REACH規則は、登録する企業に化学物質の安全な使用方法の提示を義務付けており、登録を怠るとEU域内での販売ができなくなる。そのため、登録対象が拡大される2013年の第2次登録期限に向けて、産業界、公的機関、労働団体、NGOなどREACHに関わるすべての代表者が会議に参加し、2010年の第1次登録の成果をふまえて今後の課題を話し合う。会議では、1)データ共有要件の実際の運用状況の考察、2)産業界が提供したデータの質と付加価値の評価、3)産業界、公的機関、市民がこれまでに得られたメリットの検討が行われる。また、化学物質登録関連義務の遵守をめぐる重要問題に関する活動も報告される。EUのタヤーニ産業・起業担当副委員長とポトチュニック環境委員は共同で「REACHは持続可能性と競争力が同一歩調で進む道筋を示す」と述べ、会議への期待を表明した。
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