国連環境計画ら、山岳生態系の保全と持続可能な開発のため、世界山岳ワークショップを開催
発表日:2011.12.09
スイス西南部のヴェルビエで2011年12月9~11日、世界的な登山家や国連環境計画(UNEP)、スイス開発協力庁(SDC)、山岳団体、世界各地の市民らが集い、世界山岳フォーラムが開催される。山岳生態系は、貧困の撲滅、環境面での持続可能性、経済成長の実現に重要な意味を持ち、低炭素・資源効率的グリーン経済への移行に特に大きな関わりがある。また、世界四大山脈(アンデス・ヒマラヤ・アルプス・ロッキー山脈)の氷河融解が未曾有のペースで進む中、これに対処し、山岳生態系の持続可能な開発を促すには、政府・民間部門・地域社会間の新しい形での連携が急務である。このフォーラムは、SDCの支援の下、UNEPや地元の環境団体等と連携し、こうした持続可能な開発に関する世界の取り組みを支援する新しい官民パートナーシップにも着手する。初日のワークショップでは、再生可能エネルギーや淡水化等の先端技術による解決策を検討、最終日には四大山脈の保全に携わる専門家や国連・政府職員等を結ぶライブ中継を行い、山岳保全の新たな方法を議論する予定である。
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