国連環境計画第12回特別管理理事会/グローバル閣僚級環境フォーラムが閉幕
発表日:2012.02.22
国連環境計画(UNEP)の第12回特別管理理事会/グローバル閣僚級環境フォーラムは、2012年2月22日、3日間の議論を終えて閉幕した。会議には150近くの国々から環境大臣等の代表者が出席し、2012年6月に予定されるRio+20会議のテーマでもある「持続可能な開発および貧困撲滅の文脈におけるグリーン経済」と「持続可能な開発のための制度的枠組」について議論を行った。会議の初日、UNEPは地球環境の現状と傾向についての報告書「地球環境概況5」(GEO-5)の政策決定者向け要約を公表。その中で、1992年リオ地球サミットで警告された、気候変動や生物多様性消失等の環境問題がいまや現実のものとなり、その解決のために国際社会が合意した各種目標も多くが未達であると指摘している。またUNEPは、現在出現しつつある重要な環境問題21項目をランク付けした報告書も公表した。こうした報告に基づき、閣僚らは、「Rio+20会議を成功させ、切迫した環境の諸問題に対応する具体的行動を打ち出す」との声明を発表した。
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