「短寿命気候汚染物質」意識啓発の青少年コンテストで、スウェーデンの学生が最優秀賞を受賞
発表日:2012.11.08
国連環境計画(UNEP)等の主導で青少年を対象に「短寿命気候汚染物質(SLCP)」への意識啓発の手段を競うコンテストが実施され、スウェーデンの学生2人組が制作した短編ビデオが最優秀賞を受賞した。メタンやブラックカーボン(すす)をはじめとするSLCPは気候変動に大きな影響を及ぼしており、その削減行動を早期に開始することで、2050年までに気温上昇を0.5℃抑制し、年間200万人以上の早死を防止し、年間3000万トン以上の作物損失を回避できると予想されている。最優秀賞の2人は学校の宿題としてこの作品を制作したといい、SLCPの問題を難しくも単純化もせず、「地球を守るために動き出さないと未来はとても暗い」というメッセージをわかりやすく伝えようとした、と話している。2人への授賞式は、パリで開催された「SLCP削減のための気候と大気浄化のコアリション」会合の席上で実施された。なお、2位はナイジェリア人青年によるSLCPについてのスローガン、3位はスウェーデンからのビデオ作品が受賞した。
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