フランス、バイオマスを利用した熱電供給事業を支援
発表日:2008.06.12
フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省は、農業廃棄物や畜産廃棄物等のバイオマスを利用した熱電供給事業22件を公募により選定した。これらの事業で発電された電力の買い取りに当たっては、優遇価格(1メガワット当たり128ユーロ)を適用して支援する。今回56件の申請があったが、選ばれた発電施設は、5~9メガワット級が12件、9メガワット以上が10件。ブドウの搾りかす、製紙工程の副産物・廃棄物、林業廃棄物、畜産廃棄物、ワラ、オガクズ等、地域によって様々なバイオマスを活用した事業が予定されている。これらの発電施設が全て稼動した場合、発電量は合計約300メガワット(原子炉1基の発電量の3分の1)、生産される熱量は石油換算で45万トン分に相当する。既存の施設も考慮に入れると、フランスにおけるバイオマス発電量は、2010年までに700メガワットとなる見込みである。
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