(株)神戸製鋼所、高効率の小型バイナリー発電システムを発売
発表日:2013.07.24
(株)神戸製鋼所は、工場排熱や地熱等を利用して発電する、高効率の小型バイナリー発電システムの新機種を、2013年8月より販売開始すると発表した。バイナリー発電とは、熱源により沸点の低い作動媒体を加熱・蒸発させて、その蒸気でタービンを回し発電するシステムで、未利用エネルギーの中でも温度の低い産業排熱や地熱等を利用するもの。地球温暖化対策や東日本大震災後の電力需給問題から、再生可能エネルギーや未利用エネルギーの活用による省エネや発電のニーズが高まっている。今回発売する機種は、従来、有効活用が進んでいない110~130℃程度の低圧・余剰蒸気を利用する「蒸気熱源仕様機」で、最大発電端出力は125kW。独自技術であるスクリュタービンの採用により高効率化を実現し、同社冷凍機・ヒートポンプ等の量産技術の活用や部品の共通化を図ることで、低価格を実現したという。
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