環境省、那覇空港滑走路増設事業にかかる環境影響評価書に対する環境大臣意見及び助言を提出
発表日:2013.08.05
環境省は、「那覇空港滑走路増設事業」に係る環境影響評価書について、平成25年8月5日付けで国土交通大臣、沖縄県知事及び那覇港管理組合に対し、環境大臣意見及び助言を提出した。同事業は、那覇空港の現行滑走路の西側1,310mの沖において、約160haの公有水面を埋め立て2,700mの滑走路を増設するもの。対象事業実施区域は、沖縄本島南部における最大規模の海草藻場であるとともに、大嶺岬周辺沿岸や具志干潟が環境省の「日本の重要湿地500」に選定されている。このため、事業実施区域及びその周辺への環境影響ができる限り回避・低減されるよう、以下の措置を適切に講ずるとともに、その旨又は予測・評価若しくは検討結果について評価書に記載すること、と指摘された。1)連絡誘導路の通水路部、2)潮流・底質、3)海草藻場及びカサノリ類の順応的管理、4)サンゴ類及びクビレミドロの移植、5)事後調査、6)航空機騒音、7)埋立用材及び緑化資材、8)温室効果ガス、9)環境監視委員会。
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