新潟県は、2011年度（平成23年度）の県内の温室効果ガス排出量を公表した。同県では、地球温暖化対策の一環として、温室効果ガスの排出量及び吸収量を算定している。2011年度の新潟県内の温室効果ガス排出量は、2,638万t-CO2となり、基準年（1990年度）比124万t-CO2（約4.9%）の増加、前年度（2010年度）比185万t-CO2（約7.5%）の増加となった。主な増加要因は、東日本大震災の発生による火力発電の増加により、電力のCO2排出原単位が増加したこと、があげられる。なお、2011年度の東北電力が調達した京都クレジットによる削減量及び森林吸収量を加味した排出量は、2,526万t-CO2となり、基準年比0.5%の増加となった。