新日鉄住金エンジニアリング(株)など、製鉄副産物であるスラグを用い津波堆積物を建設資材として有効活用できる工法が建設技術審査証明を取得
発表日:2013.10.10
新日鉄住金エンジニアリング(株)と新日鐵住金(株)は、製鉄副産物であるスラグを用い津波堆積物を建設資材として有効活用できる工法を開発し、(一財)土木研究センターの建設技術審査証明を取得したと発表した。同工法は、がれき混入泥土に、製鉄副産物である鉄鋼スラグ(カルシア改質材)をあわせ、回転式破砕混合機・振動篩により、がれきと良質な土工材料(カルシア改質土)に分別するもの。処理スピードの速さと安全性から復旧・復興事業の加速が期待され、がれきの減量化と再生資材化により、処分費の削減等も期待できる。また、同工法は、岩手県釜石市での災害廃棄物処理事業に本格採用され、平成25年3月より20万t規模(予定)の津波堆積物の再生処理を順調に進めている。改質した津波堆積物は、釜石市の整備工事(グリーンベルト堤体材料、競技場等の地盤かさ上げ材料)に有効利用される予定という。
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