千葉県、微小粒子状物質(PM2.5)高濃度現象の気象条件から見た要因について発表
発表日:2013.11.12
千葉県は、微小粒子状物質(PM2.5)高濃度現象の気象条件から見た要因について発表した。同県では、平成25年11月4日、市原市内における3測定局のPM2.5の値において午前5時から7時の1時間値が85μg/m3を超え、暫定指針で定めた1日の平均値70μg/m3を超過するおそれがあったため、全県を対象に千葉県として初めて注意喚起を行った。今回、高濃度となった要因を検討するため、当日の気象状況を解析した結果を取りまとめた。市原市を中心にPM2.5が特に高濃度になったのは、前日11月3日夜から気温逆転層が確認され、大気汚染物質が拡散しにくい気象条件だったことに加え、当日4日は千葉市内に局地的な風の収束域が形成され、汚染気塊が発生し、その後市原市の地域に移動したことによる、一過的な現象と考えられた。同県では、引き続き、県内のPM2.5の状況に係る正確な情報を提供していくとともに、PM2.5の発生メカニズムが十分解明されていないことから、国や近隣都県と連携しながら成分分析などの調査を進めていくという。
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