農林水産省、「平成23年度水産物中のダイオキシン類の実態調査」の結果を公表
発表日:2013.12.05
農林水産省は、平成23年度に実施した水産物中のダイオキシン類の実態調査の結果をとりまとめ、公表した。同省では、「ダイオキシン対策推進基本指針」(平成11年3月)及び「食品の安全性に関する有害化学物質サーベイランス・モニタリング中期計画」(平成18年4月)に基づき、農畜水産物中のダイオキシン類濃度の実態調査を実施している。今回は、水産物6品目を調査したところ、これらのダイオキシン類濃度は平成18年度以降に実施した既存の調査結果の範囲内であった。過去2回の調査結果と比較したところ、コノシロ及びブリ(養殖)では、統計学的に有意な変化は見られなかった。カタクチイワシ及びカンパチ(養殖)では、前回より有意に高いものの、前々回との間には有意な変化は見られなかった。一方、マサバ及びブリ(天然)では、過去の調査結果より有意に高くなったが、健康に影響を及ぼすようなレベルではないという。同省では、ダイオキシン類の経年変化を見るため、中期計画に基づき、継続して農畜水産物の実態を調査する予定。
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