環境省、「絶滅のおそれのある野生生物種の保全戦略」を策定
発表日:2014.04.11
環境省は、「絶滅のおそれのある野生生物種の保全戦略」を策定したと発表した。同戦略は、日本に生息する絶滅危惧種の保全を全国的に推進することを目的とし、基本的な考え方と早急に取り組むべき施策の展開を示したもの。絶滅危惧種保全の優先度の考え方としては、1)種の存続の困難さ、2)対策効果の大きさ、の二つの視点で評価し、取り組む種の優先度を決定することを明らかにした。また、具体的な施策の展開として、「絶滅危惧種保全カルテ」の作成等を図り、保全の基礎となる情報や知見の充実することや、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づく国内希少野生動植物種を、当面2020年までに300種の追加指定を目指すことを記述している。さらに、こうした施策に際し重要な科学的知見の充実や多様な主体の協働・連携等も不可欠であり、そのための取組を進めるとしている。
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