長野県、農業用水路を利用した小水力発電の普及拡大を推進
発表日:2014.07.18
長野県は、農業用水路を利用した小水力発電の普及拡大を推進すると発表した。同県では、「長野県環境エネルギー戦略」において、自然エネルギー発電設備容量の拡大目標として、小水力発電を平成32年に12,000kWと設定している。今回、農村地域に潜在する資源を活かし、農業用水路等を守っている市町村や土地改良区等の維持管理に係る負担軽減を目的に、農業用水路における小水力発電の導入が見込まれる地点を把握するための調査を実施。その結果、小水力発電の候補地として可能性のある地点は164箇所で、推定される発電出力は25,727kWとなった。仮に、この全箇所で発電が行われた場合、約40,000世帯の消費電力量に相当する(1世帯当たり月平均電力量を約300kWhとした場合)。同県では、調査結果を活用し、施設管理者などの多様な主体へ普及拡大を図っていくという。
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