矢野経済研究所、グリーン電力市場に関する調査結果2014を発表
発表日:2014.08.21
(株)矢野経済研究所は、グリーン電力市場に関する調査結果2014を発表した(調査期間:2014年5月~7月)。グリーン電力とは、太陽光や風力、地熱、バイオマス等の再生可能エネルギーによる発電電力のこと。環境負荷が少ない電力であるため、他の一次エネルギーを利用し発電した電力よりも高い環境価値を持っている。今回の調査は、グリーン電力を販売する自由化市場で、新電力事業者(PPS)がビジネスとしてグリーン電力を供給する事業の売上高を対象に実施。2013年度の市場規模(事業者売上高ベース)は、既に電力小売が自由化されている高圧分野を中心として1,350億円となった。また、2013年度から2020年度までの年平均成長率が36.6%で推移し、2020年度には1兆2,000億円に拡大すると予測している。PPSにおけるグリーン電力の内訳としては、安定的な発電が可能なバイオマス発電システムの比率が高く、今後も太陽光や風力、バイオマス、地熱の各々で新規発電所建設が加速していくという。