農林水産省、国際バイオ燃料基準検討会議のとりまとめを公表
発表日:2008.11.05
農林水産省は、有識者からなる国際バイオ燃料基準検討会議がとりまとめた、農林水産分野におけるバイオ燃料の持続可能性に関する基準・指標のあり方についての考え方を公表した。今回のとりまとめでは、バイオ燃料の持続可能性基準策定に向けた基本的考え方として、地球温暖化防止、循環型社会の形成、エネルギー安全保障の向上、地域活性化、農林水産業の新領域の開拓など、バイオマスの利活用の意義を踏まえたものとする必要があるとしている。また、バイオ燃料の生産拡大が食料価格の高騰や森林破壊の要因の一つになっているという懸念を払拭するという観点や、バイオ燃料生産が地域経済や農林水産業の振興に与える影響にかんがみ、国産エタノールと輸入エタノールの共存を図るという観点が重要であり、水質や土壌への影響等、通常の農業生産による影響と、バイオ燃料原料生産に伴う影響とを切り分けることが困難であることを踏まえる必要があるとしている。
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