シャープ(株)、イタリアの電力会社Enel社との太陽光発電事業等について発表
発表日:2008.11.27
シャープ(株)は、イタリア最大の電力会社Enel社と共同で、2009年春を目途に太陽光発電事業に関する合弁会社を設立し、2012年末までに、南イタリアを中心に合計189MWとなる複数の太陽光発電所を設立すると発表した。同事業は、2008年7月の地中海連合首脳会議で採択された「地中海ソーラー計画」を視野に入れたもので、温暖な同地域での発電効率に優れる薄膜太陽電池を採用し、発電した電気を販売する独立発電事業(IPP)として展開する。一方、同社は、Enel社と欧州の生産会社を加えた計3社で、イタリアに年間生産能力1GW規模まで拡張可能な薄膜太陽電池工場を建設する計画も発表。第1次展開として、年間生産能力480MWの生産体制を整え、2010年中頃の稼動をめざすという。今後3社は、合弁会社の設立に向けて、2008年12月に合意文書を締結する予定。
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