高知県は、福留・ムクタ特定建設工事共同企業体と、平成27年6月12日付で、オフセット・クレジット（J-VER）売買契約を締結したと発表した。J-VERは、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証する制度。今回、福留・ムクタ特定建設工事共同企業体が行う「寺内災害関連緊急地すべり防止工事」で排出されるCO2排出量をオフセットするため、37t-CO2のクレジットを売買する。企業体の構成会社である福留開発（株）と（有）ムクタ工業では、県道においてゴミ拾い等の清掃活動を実施するなどの積極的なロードボランティアや、ラブリバー仁淀川パートナーシップに基づく仁淀川河口付近における清掃美化運動、大豊町内における清掃活動を行うなど、環境負荷の低減に努めている。今回工事のカーボン・オフセットを通じて、更なる環境負荷の低減を行うという。なお、同社のオフセット・クレジット購入は初めてとなる。