高知県は、（有）ムクタ工業と、平成29年11月15日付で、オフセット・クレジット（J-VER）売買契約を締結すると発表した。J-VERは、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証する制度。今回のクレジットは、（有）ムクタ工業が行う「治山激特 第1003号 小日浦治山激甚災害対策特別緊急工事」で排出されるCO2排出量をオフセットするもので、12t-CO2のクレジットを売買する。同社は、治山工事や地すべり工事などの森林土木工事を行っており、その際に発生するCO2排出量をカーボン・オフセットすることにより、環境に配慮した工事に取り組んでいる。今回の購入を含めてこれまでに52t-CO2をオフセットしているという。