気象庁、2014年夏発生のエルニーニョ現象が冬にかけて続く可能性を発表
発表日:2015.08.10
気象庁は、2015年7月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁では、エルニーニョ現象など熱帯域の海洋変動を監視するとともに、それらの実況と見通しに関する情報を「エルニーニョ監視速報」として毎月1回(10日頃に)発表している。今回の発表によると、2015年7月の実況は、エルニーニョ現象が続いている。これは、エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より2.0℃高かったことや、以下に示した太平洋赤道域の海洋と大気の状態から、予測されたもの。1)海面水温:日付変更線付近から南米沿岸にかけて平年よりかなり高い。2)海洋表層の水温:西部で平年より低く、中部から東部で平年よりかなり高い。3)日付変更線付近の対流活動:平年よりかなり活発、4)大気下層の東風:中部で平年よりかなり弱い。また、今後の見通しとして、冬にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高いという。
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