日立化成、ガラパゴス諸島の環境保全につながるハイブリッド蓄電システムを受注
発表日:2015.08.31
日立化成(株)は、エクアドル共和国ガラパゴス諸島の環境保全につながる出力安定化システム向けに、ハイブリッド蓄電システムを富士電機(株)より受注したと発表した。ガラパゴス諸島では、小規模火力発電による電力供給が中心であり、温室効果ガスによる環境への影響や、環境負荷の少ない電力供給システムの整備が課題となっていた。そこで、エクアドル政府では、2007年4月、2020年までにガラパゴス諸島での化石燃料の使用をゼロにする目標を設定した。今回受注したシステムは、基幹電源の電力貯蔵用鉛蓄電池(4,032kWh)と、リチウムイオン電池(268kWh)を組み合わせたハイブリッド蓄電システム。電力供給の主体が化石燃料から太陽光や風力エネルギーへと転換されることに伴い、島内の電力需要変動だけでなく、不安定な自然エネルギーによる発電電力変動を調整する。今後、富士電機の交直変換装置(PCS)と接続され、出力安定化システムとして設置される予定という。
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