東京都は、平成26年度中小規模事業所の温室効果ガス排出量の集計結果を公表した。これは、平成22年4月から開始した、中小規模事業所を対象とする「地球温暖化対策報告書制度」に基づき、平成27年度に提出された報告書（平成26年度実績）の提出状況の集計（速報値）をとりまとめたもの。これによると、平成26年度は、中小規模事業所の節電・省エネ対策の継続により、平成22年度と比べて13.3%の減少となり、LED等高効率照明の採用など、節電・省エネルギーの取組が一層推進されていた。また、報告書を平成23年度から5年連続で報告書を提出している事業所のCO2排出量を見ると、平成26年度は震災直後の負担の大きい取組で排出量が大幅に減少した平成23年度を下回り、節電・省エネルギーの取組が一層推進されていることが分かった。なお、平成27年度の提出事業所数は過去最多の34,499事業所となった。