東北電力など、新たな太陽光発電出力予測システムを開発
発表日:2016.04.20
東北電力(株)は、三菱電機(株)と共同で、太陽光発電出力の予測精度の向上を図った「太陽光発電出力予測システム」を開発し、平成28年4月から運用を開始したと発表した。同社における従来の予測手法では、各県1個所(気象台地点)の日射量予測を基に太陽光発電出力を予測していた。今回開発したステムは、気象庁提供の5kmないし20kmメッシュの気象予報データを基に日射量を予測し、太陽光発電出力を予測するもの。最新の気象データを反映できるよう予測頻度を高めるとともに、過去の太陽光発電実績から日射量と太陽光出力の関係を分析し、予測値に補正を加えること等により、予測精度の向上を図っている。また、今後、蓄積したデータを予測に活用することとしており、運用を積み重ねていくことで、さらなる予測精度の向上が期待できる。同社では、導入済みの風力発電の出力予測技術とともに、今回の予測システムを活用し、引き続き、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて取り組んでいくという。
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