環境省は、1）リユース普及促進のための市民向け「リユース読本」、2）事業者向け「オフィス等から発生する使用済製品リユースのための手引き」を策定したと発表した。リサイクルよりも優先順位の高い2R（リデュース、リユース）は、第三次循環型社会形成推進基本計画でも、その取組がより進む社会経済システムの構築が必要とされている。そこで、同省では、平成22年度から「使用済製品等のリユース促進事業研究会」を開催し、環境保全上の効果の点からも推進していくことが望ましい「リユース」の促進を図ってきた。今回策定した1）では、環境省「使用済製品等のリユース促進事業」のモデル事業や調査結果をもとに、リユースに関する基礎的な知識、取り組む方法や先進的な事例、製品種類別のリユースの市場規模等のリユースの現状に関するデータが整理されている。また、2）では、事業所から排出される使用済製品（オフィス家具・OA機器等）のリユースを促進するために、リユースの手順や事例、参考となる情報などがまとめられている。