新潟県、洋上風力発電ポテンシャル調査業務の委託先候補者を決定
発表日:2016.06.03
新潟県は、新潟県沖洋上風力発電ポテンシャル調査業務の委託先候補者を決定したと発表した。同業務は、長大な海岸線を地域資源として活用し、海洋再生可能エネルギーの導入を促進するために、新潟県沖における洋上風力発電事業のポテンシャルを調査するもの。今回、委託先候補者の公募を実施したところ6者より応募があり、審査した結果、(一財)日本気象協会 新潟支店を決定した。提案内容の主な特徴は、1)佐渡海峡両岸でドップラーライダー2台と観測塔による同時観測により、佐渡島の影響を受ける新潟県沖特有の風況データを取得、2)将来の風車設置間隔を考慮し、最小100mメッシュで詳細風況シミュレーションを実施、3)新潟県沖で洋上風力発電を実現するための課題を抽出・整理し、ポテンシャルマップに反映、4)風力発電事業者を含む有識者が参画する委員会を開催し、助言を受けることにより、有望地を検討しやすい洋上風力ポテンシャルマップを作成。今後、提案内容を基に、委託先候補者と契約に向けた協議を進めるという。