東京都は、「カーボンマイナス東京10年プロジェクト」施策化状況2009を公表した。同プロジェクトは、「2020年までに東京の温室効果ガス排出量を2000年対比で25%削減する」ことを目標とし、「産業・業務部門対策」「家庭部門対策」「運輸部門対策」及び、各部門のCO2削減対策を支える取組「カーボンマイナスムーブメント」からなる。今回は、初年度（2008年）の公表後における新たな施策の構築を含めて、とりまとめが行われた。その結果、事業数は107事業、平成21年度予算額（案）は365億円となり、初年度を大きく上回った。事業例としては、大規模事業所でのCO2排出量取引制度、中小企業への省エネ設備のリース、太陽エネルギーの飛躍的な導入拡大、電気自動車等の普及促進、先駆的な環境技術の研究開発など。都では、今後もプロジェクトの着実な実施と新たな対策の検討を行い、目標達成に向けた取組を加速していくという。