環境省、微量PCB混入廃電気機器等の焼却実証試験(第6回)を実施
発表日:2009.03.10
環境省は、微量PCB混入廃電気機器等の焼却実証試験(第6回)を、平成21年3月16日(月)~3月18日(水)に実施すると発表した。微量PCB混入廃電気機器等とは、PCBが微量混入した絶縁油を含む廃電気機器のことで、その処理体制の整備が課題となっている。今回の実証試験は、既存の産業廃棄物処理施設において、微量PCB混入廃電気機器等が安全かつ確実に処理できることを確認するため、関係自治体である福山市及び実証試験施設の設置者である(株)カムテックスの協力を得て行う。具体的には、現在稼働中の産業廃棄物の焼却施設に、数十ppm程度のPCBを含む絶縁油を投入し、排ガス中のPCB濃度等を分析することにより、これらが適正に処理されていることを確認する。なお、同試験では、燃焼ガスを850℃以上の温度で2秒以上滞留させることとし、実施に当たっては、専門家(廃棄物処理、分析、健康影響等)の助言を得るという。