環境省は、平成29年度低温熱源活用発電技術実用化推進事業の採択結果を公表した。同事業は、低温域の未利用熱源をコスト効率的に有効利用できる低炭素技術を確立することを目的として、摂氏80度程度以下の低温熱源に適した作動流体を選定し、当該作動流体を組み込んだコスト効率的なバイナリー発電システムの開発及び実証を行うもの。今回、応募課題について、審査委員会によるヒアリング等を実施した結果、（株）IHIと（株）神戸製鋼所を採択した。事業期間は平成29年度からの3年間で、毎年度中間審査を実施し、経費・事業計画の見直しの要否や事業継続可否の判断を行うという。