環境省は、日・ミャンマー間の二国間クレジット制度（JCM）の対象となる廃棄物発電プラント（ミャンマー・ヤンゴン市）の竣工式の概要を紹介した。同省では、「静脈産業の海外展開促進のための実現可能性調査等支援事業」及び「JCM設備補助事業」により、JCM対象プロジェクトの実施主体（ヤンゴン市とJFEエンジニアリング（株））への支援を行ってきた。今回、平成29年4月7日に、ミャンマー側の担当大臣、ヤンゴン市長、在ミャンマー日本大使館、環境省、JFEエンジニアリング他、関係者が参加する廃棄物発電プラントの竣工式がヤンゴン市郊外で開催された。現状では最終処分場に埋め立てられている都市ごみの一部（60t/日。約20万人分に相当）を燃料とするため、廃棄物発電（0.7MW）によるCO2削減と埋立ごみに由来するメタン排出の回避により、日本の排出削減・吸収への貢献として定量的な評価（約5,000t-CO2/年）が期待されるという。