JFEエンジニアリング(株)、ミャンマーにおける廃棄物発電の事業化調査に着手
発表日:2012.08.23
JFEエンジニアリング(株)は、ミャンマーにおける廃棄物発電の事業化調査に着手すると発表した。この調査は、環境省の「ミャンマー国ヤンゴン市における循環型社会形成支援及び廃棄物発電事業のFS業務(事業化可能性調査業務)」を受託したもの。現在、同市では1,600トン/日の都市ごみが発生しているが、中間処理せず最終処分場で直接埋め立てており、環境汚染が深刻な問題となっている。また、急速な人口増加・都市化により、電力不足も課題となっている。同社では今回、同市の現状を踏まえ、都市環境プラントの導入を検討する。具体的には、周辺地区における都市ごみの収集・処分の実態調査を行い、ごみ焼却の廃熱を利用した発電技術や生物由来の有機性廃棄物から発生するバイオガスを利用した発電技術など最適な処理プロセスを選定する。同社では今後、同国初の廃棄物発電事業の実現に向け積極的に取組んでいくという。