マツダ（株）は、2009年4月24日、ノルウェー仕様の水素自動車の第1号車を完成させたと発表した。同車両はノルウェーの国家プロジェクト向けに開発されたもので、2009年5月11日にオスロで開かれる水素ステーションの開所式に参加した後、現地での認証の取得やメンテナンス教育などに使用される。同プロジェクトは、オスロ市～スタバンゲル市間を結ぶハイウエーの各拠点に水素ステーションを設置し、全長580kmを水素自動車で走行可能にすることを目指すもの。同社は、2007年11月に同プロジェクトへの協力に同意し、2008年10月にはモニター車を用いてノルウェーでの公道走行を開始している。同社は今後、同仕様の車両を順次生産し、夏以降、ノルウェーでリース販売を開始する計画という。